懐古厨が語るよ!
ハールーンミノタウルスについて書いてみる。

http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%8E%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B9/Hurloon_Minotaur


イラストがとてもとても味わい深い。ミノタウルスの全体像じゃなく胸像をアップで書いてあるイラスト。顔全体の紋様がすごく印象的だけど、奇抜でもポップでも派手でもなく、丁寧に書かれている白い体毛と、雪山を連想させる白い吐息と絶妙な調和を生み出している。(よく見ると片側だけに書いてあるんだよねこれ)



テキスト欄いっぱいのフレーバーテキストも、今では懐かしいものだ。この文章の効果だろうか、イラストのバックのシンプルな褐色に、このミノタウルスが生きているであろう荒涼とした山脈が見えてしまうのは、自分だけではないと思う。



ただのバニラクリーチャ―でも、このクリーチャ―がドミナリアでどう認識されているか、また、このクリーチャ―自体の世界観が、テクスト欄いっぱいに書かれてあって、それと静かな力強さと荘厳さのあるイラストとの調和が、競技の論理の外でも、このクリーチャ―に魅力や奥深さを伏せ持たせ、ファンにMTGの喜びを与えてくれる。


自分はmtgは第6版の頃に始めたのだけれど、それまでミラクル・オブ・ザ。ゾーンで遊んでいた自分には、このころのmtgのイラストがとても斬新に思えたんだけど、でもどんなファンタジーのイラストよりも王道を突き進んでいるようなそういう真面目さみたいなものに惹かれたんだと思う。


ファンタジーなんだけど、ある種の真面目なリアルさを感じるのは、民俗学的な、文化人類学的な価値を本当に与えようっていうそういう情熱の産物なんだろうなぁ。



最近mtgを始めた人は今のmtgのイラストにこういう魅力を感じるのだろうか。自分が感じたような感動や不思議な感覚と同じものを、今はじめてmtgに触れたひとは感じてくれているのだろうか。

もうすっかりmtgのカードを競技の遊び道具にしか見れなくなってしまった自分には、いまのmtgのイラストが魅力的なのかどうかを感じる感性が萎えてしまっている気がする。
新しいシリーズの初めて見るカードを、あの頃カードを見るようには、もう見ることができない。


今はじめてmtgを知ってこのゲームをはじめた人が、このゲームの競技性を楽しむだけでなく、途方もなく広がっていると思わせてくれるような世界観や、幻惑な不思議さを、今のイラストとフレーバーテクストからも感じ取ってくれているなら、本当にうれしい。








無限回収を決意したので、こんな長文を書いてしまいました。
持ってるひとがいたら、もしよかったら下さいな。

コメント

部族厨
2012年12月2日3:13

懐古もいいけど懐古しすぎると現在のMtGが受け入れ難くなる人もいるのでご注意を♪
リンク&FNM時にキューブの説明していただきありがとうございました。こちらからもリンクさせていただきます。

グール
2012年12月2日13:16

はじめたんですね!そのうちレガシーでも遊びましょうw

TAP-MOX
2012年12月2日21:21

おいすー。
ミノちゃんなら俺のベッドで眠ってるから連れてきな!

ポニョ焼き
2012年12月2日21:58

>部族厨さん
リンクありがとうございます。そうですねw懐古もほどほどにしないといけないですねww


>グ―ルさん
リンクありがとうございます。魚デッキ楽しみにしてます。


>tap
ありがとぉぉぉ。

エヴァいつ見に行く?

TAP-MOX
2012年12月4日10:38

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